ひびのあれこれ

最近ね。ライブが、楽しいんです。

わたし、今まではいつも、
ライブの後は一人反省会になって、
『あそこがダメだった』『ここでもっとこうしてたら』ってなりがちだったんです。
若い頃なんかは、本当に落ち込むと、
共演の方やお客様とも話したくなくなってしまうこともよくあったんです。
最近でも、そこまで行かなくても、やっぱり心の中では一人反省会になってて、
とても良い夜、でも、手放しで楽しめない、というか。。
それでね。
だけどね。
先日ね、ただただ楽しかった一夜があったんです。
それは日々が目まぐるしくて大変だった渦中の一夜。
歌う事ってこんなに楽しいんだなぁってしみじみ思いました。
それで、成功したとか失敗したとか、そういう基準じゃなくて、ただただ楽しかったんです。
この感覚が、私にとっては新鮮で、
目の前にかかってた靄が晴れた気持ちでした。
それからは成功しても失敗しても今のところ楽しい。
それで、
それを友人のミュージシャンに話したら、
『今まで楽しくなかったの!?それは、今まで、キツかったねぇ!』と驚かれました。
わたしは逆に、『え!?みんな辛くないの!?』って驚きました。
やめなくて良かった。
音楽、楽しいって、意味が、やっと五臓六腑に落ち着いた。


それからね。先日気付いたこともう一個。
わたし、心の中で、ずっと、
『何もできない自分が、
人に助けを求めて生きるなんておこがましい。
人に助けを求めるなら、
何でもできる有益な人間になってから言え!!』
という、
支離滅裂、
滅茶苦茶な
超絶矛盾した考えがありました。と気づきました。(爆笑)
何もできないから、人に助けを求めるし、
もし仮に、何でもできたら、人の助けは必要ない。のにね。
多分。
最初はただ、人の役に立ちたいという願望だったのだと思うのですが。
長い年月で、気づかないうちに、捻れねじれて、こんな矛盾になったんだと思います。
4人兄弟の末っ子で、
昔からお下がりが多かった。
女の子だから、お兄ちゃんのお古も、お姉ちゃんのお古もどちらも着れたから、
母は助かると言っていた。(気がする)
だから、自然と、何でも好きになる術を身に付けた。
自分で選んだものでなくても、
良いところを見つけて、気に入ることができるようになった。
それで家計が助かるなら嬉しかったし、
与えられたモノを、自分に組み込むことが上手になった。
でも逆に、自分で『好き』『嫌い』、『これが欲しい』『こうしたい』ということをあまり考えられなかった。
まっさらの状態から何かを作るのが苦手だし、
常に誰かの同意を求めていた。
でも最近。
やっと、『わたしはこれが好き』『わたしはこれが嫌い』が出てきた。
『わたしはこれが欲しい』『わたしはこうしたい』が出てきた。
とっても、楽しくなってきた。